究極の紅茶をいれるために [本]
「究極の紅茶をいれるために 新世代エキスパートが教える至福のレシピ」という本を読みました。
著者は、ロンドンでPostcard Teasというお茶専門店をやっている英国人です。
外国人の書いたお茶の本は、感覚の違いというか、日本人とはピントが外れているというか、
「何を今更こんなことを言っているの?
本当にこんなお茶を美味しいと感じているの?」と思うようなことが多く、
読んでもあまり面白くなかったり、ためにならないものが多いような気がします。
ですが、
この本は日本のための書き下ろし作品のため、
私たちがお茶に求めている物と比較的近い気持ちで書かれています。
著者自身も何度も日本に訪れているようですし、中国茶や台湾茶にも詳しいようです。
私が驚いたのは「フローティー」という考え方です。
自分で茶葉をブレンドして好きな味わいを作ることはよくあることですが、
淹れたお茶を混ぜるというやり方です。
1.ある1つのお茶をポットで淹れる。
2.その抽出液を別の茶葉を入れたポットに直接注ぐ。
3.蒸らしてティーカップに注ぐ。
日本茶で使う宝瓶に熱湯でダージリン・セカンドフラッシュを淹れ、
湯冷ましに注いで湯温を落としてから、
ダージリン・ファーストフラッシュの茶葉の入った宝瓶に注ぐというやり方も紹介していました。
こんな淹れ方を聞いたことがなかったので、画期的だなあと関心してしまいました。
これはやってみたいです。
ブログ村から来ました~
宝瓶は紅茶には絶対に用いないと思っていたので
驚きました。
固定観念や慣習にとらわれることなく行動するのも
お茶を楽しむ方法のひとつなんでしょうね。
by 鮎代 (2009-12-10 16:27)
鮎代様
初めまして。
私も宝瓶を使ったこの淹れ方は驚きました。
日本の茶器なのに、
英国人にやられたって思いました。
by かおり (2009-12-11 11:19)