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肉桂 [中国茶]

岩茶の肉桂を飲みました。
武夷岩茶の肉桂は、大紅袍・白鶏冠・鉄羅漢・水金亀の四大岩茶からは外れていますが、
岩茶の中では生産量が多く、よく名前を聞くお茶です。
肉桂=ニッキ=シナモンの香りがするからなど、名前の由来には諸説ありますが、
現在のお茶からはシナモンの香りは全くしません。
肉桂の「桂」=桂花=きんもくせいのようです。

あまりおいしい岩茶を飲んだことがないせいか、
岩茶というと、単叢ほど香りもない上に、味は焙じ茶に近いというイメージが私の中ではあり、
自分から進んで飲むお茶ではありませんでした。
この肉桂は岩茶房のものなのですが、実はいただきものです。
茶葉は黒っぽい緑色でつやがあります。

香りは熟したオレンジのような爽やかな甘さがあり、まろやかな味わいでした。
極品というだけあって、なかなかおいしい岩茶でした。
奥の深い岩茶、いつか武夷山に行ってみたいです。


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コメント 4

ちゃちゃぱんだ

はじめまして。ちゃちゃぱんだと申します。
いつもかおりさんのブログを拝見し「美味しそーう♪」を連発しています。
ところで・・武夷岩茶のことをお書きになっていますが
揚剔という堆積の工程があるということを知り、大変驚きました
しかもそれで後発酵を起こさせるなんて、はじめて聞きました。
「揚剔」とは中国語ですか?
岩茶の製茶工程で「(手偏に東)[才東]剔」という作業はありますが、「揚剔」というのは調べても見つかりません・・・最近行われている工程なのでしょうか?
今まで、岩茶は低温でゆっくり時間をかけて焙煎し、茶葉の持つ香りと焙煎の香りが相まって、あの岩茶特有の香りが出来上がっているのだと思っていました。
かおりさんは揚剔のことを「以前教えてもらった」とおっしゃっていますが
中国茶教室などで習われたのでしょうか?
ごめんなさい。
岩茶は好きなお茶の一つだけに、いろいろ知りたくてたくさん質問してしまいました。
by ちゃちゃぱんだ (2006-08-27 02:47) 

かおり

中国茶の教室で教えてもらったのですが、
かなり前のことですし、
テキストに自分で書き込んでいるだけなので、
確信が持てません。
私が字を間違えて、
揀剔を揚剔と覚えただけかもしれません。
揀剔という工程はあるようですが、
私が教えてもらった作業のようではないようですし、
本で詳細を記載されているものを見付けることはできませんでした。
なので、この文章は消します。
アップする前に自分でもちゃんと調べるべきでした。
ごめんなさい。

ちゃちゃぱんださん、揀剔ってどんな作業ですか?
茶葉の選別みたいなものですか?
by かおり (2006-08-31 13:39) 

ちゃちゃぱんだ

拙い私の質問にお答えいただき、ありがとうございました。
アップされていた文章が消去されいて驚きましたが
その理由をきちんとお書きになり、よく理解できました。

揀剔の作業についてですが、私が知っていることは
簡単に言うと、夾雑物を取り除き、葉と茎を分け出す作業で
産品(茶)のクオリティーを高めるためだと理解しています。
しかし・・私の情報は本からなので、かおりさんは、習われた中国茶の先生にお尋ねになられる方が適切かと思います。
ちなみに「堆積」ですが
本によると、確かにその作業はあるようです。
それは茶葉を箱詰めする前の作業で、焙煎した茶葉を熱いうちに箱詰めするのと、堆積後箱詰めするやり方があるようです。
しかし、ここでの堆積が何を意味するのか、詳しい記載はありません。
何か情報を得られましたら、教えてください。
by ちゃちゃぱんだ (2006-09-02 13:14) 

かおり

今日、本で発見したんですけど、
揀剔ってシャンテイって読むんですね。
精選って書いてあったので、
ちゃちゃぱんださんの言われるとおりの作業なんでしょうね。
でも、鉄観音の製造工程に書いてありました。
岩茶は謎の多いお茶ですね。
いろいろ教えて下さってありがとうございました。
by かおり (2006-09-02 18:05) 

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