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重陽 [中国茶]

今日は重陽(ちょうよう)、または菊の節句と呼ばれる日です。
古代中国で「9」は最大の奇数として神聖視されており、
その「9」の重なる9/9は大変めでたい日とされ、
旧暦では菊の咲く季節であることから、菊の花を飾り、お酒を酌み交わして祝っていました。
菊は邪気を払い長生きをすると言われており、長寿を祈願したそうです。

そこで、私は菊花茶をいただきました。
菊花茶の産地としては、浙江省杭州が有名で、
目の疲れを取ったり、解熱作用があると言われています。
柚子のような酸味のある香りが心地良く、くせのないさっぱりとした味わいでした。


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蜜香烏龍茶 [中国茶]

台湾の凍頂烏龍の産地、 南投縣鹿谷郷で作られている蜜香烏龍茶
またの名を貴妃茶といいます。

蜜香烏龍茶

1999年の台湾大震災ので茶園への道路が寸断されたために茶園の手入れが出来ず、
さらに半年後に襲った巨大な台風により茶園は壊滅状態になりました。
荒れ放題の茶畑にはウンカが大発生しており、茶葉は茶色く変色していました。
この茶葉を見た農家は東方美人を思い出し、凍頂烏龍と同じ製法でお茶を作ってみると、
何とも言えない甘く香るお茶ができたとのこと。
「貴妃」というのは、中国・唐の時代の楊貴妃から付けられた名前です。
東方美人は糸のような形状の茶葉ですが、
この蜜香烏龍茶は凍頂烏龍と同じ青心烏龍種を使い、半球状に仕上げられています。

名前のとおり、蜜のように甘いお茶ですが、
発酵度が高い濃厚な東方美人とは違い、爽やかさもあり、喉越しも滑らかです。
凍頂烏龍の濃香よりも甘い香りが強く、かなり私好みの味かも。 


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春茶ですよ!のお茶会 [中国茶]

3月のお茶会に引き続き、すごいお茶ばかりをお持ちの方が、
一樓茶軒で春茶のお茶会を開いて下さいました。

飲ませていただいたお茶
 碧螺春 茶片 2007年分前
 茉莉花茶 玉米 8韻 2004年
 九曲紅梅
 東山碧螺春 2007年3月15・16日 
 東山碧螺春 2007年3月19・21日 
 東山碧螺春 2007年3月22日 
 東山碧螺春 2007年3月23日
 翁家山龍井 2007年3月23日
 翁家山龍井 2007年3月27日
 安渓鉄観音 荒茶 2007年春茶 軽焙煎
 安渓鉄観音 荒茶 2007年春茶 重焙煎
 安渓鉄観音 仙朴花香 荒茶 2007年春茶 
 字茅老叢芝蘭香単叢 2007年春茶
 宋種黄茶香 2007年春茶
 火辣香単叢 2007年春茶
 金佛 2007年春茶
 ダージリン・ファーストフラッシュ2007 キャッスルトン農園ムーンライトダイアナEX-3
 ダージリン・ファーストフラッシュ2007 マーガレッツホープ農園ホワイトシャイニーディライトEX-3
 ネパール・ジュンチヤバリ・ヒマラヤンウーロン 2007ー1
 奈良月ヶ瀬 セカンドフラッシュ2006 有機栽培紅茶 ムーンロック 
 ダージリン・ファーストフラッシュ2007 オカイティ農園エメラルドDJ-25
 杉林渓烏龍 2007年春茶
 普洱茶3種 

私はダージリン・ファーストフラッシュとネパールウーロンを持って行ったのですが、
よくもこんなにたくさんの種類のお茶を飲めたなあとびっくりです。

碧螺春は摘み取りの日別に4種類も飲み比べをさせていただきました。

こんなに産毛がいっぱいの碧螺春、初めて見ました。

最後に4種類分、全部一緒にされてしまったのですが、
この茶海の中にはいったいいくつの芽が入っているのでしょうか。

いつもは1種類のお茶をじっくり飲むのですが、
たくさんのお茶を飲み比べるというのも重要なことですね。


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凍頂烏龍 春茶 熟香 [中国茶]

今年の台湾烏龍春茶を飲み初めてからかなりたちます
遅くなりましたが、凍頂烏龍 春茶 熟香です。

凍頂烏龍 春茶 熟香
「熟香」とは、「濃香」と表記されることもありますが、火入れが強めなタイプです。
甘い焙煎香と、熟した果実のように濃厚な味わいが特徴です。

水色は、火入れの軽めな「清香」よりも少し茶色味がかっています。
高山茶に象徴されるように、台湾烏龍茶はどんどん火入れが軽めで青いものが多くなっていますが、
私は伝統的なしっかりと焙煎してある凍頂烏龍が好きです。
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明前獅峰龍井 [中国茶]

今年初の中国緑茶の新茶です。。
やはり龍井です。
明前獅峰龍井を飲みました。

明前獅峰龍井

龍井茶は浙江省杭州市の緑茶で、中国茶ではいちばん有名な緑茶かもしれません。
獅峰、梅家塢、翁家山などの茶区がありますが、最近は翁家山の龍井がおいしいのだそうです。
明前とは、中国の暦の清明節(今年は4/5)より前のことで、
春分の日(今年は3/21)~清明節までに摘まれたお茶のことを指しますが、
今年は3/12頃から摘まれているようです。
一番茶である明前茶は珍重され、値段も高いのですが、必ずしもおいしいとは限りません。
その年の天候にもよりますし、
清明節の後~穀雨(今年は4/20)に摘まれた雨前茶の方がおいしくて安かったりもします。

青く豆のような香り、
明前茶らしいこれからの成長を感じさせてくれる春の息吹に触れたような味わいです。
可愛らしい小さな新芽がおいしそうです。
茶殻も大切に料理に入れて食べましょう。


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茶箱をひっくりがえしたお茶でのお茶会 [中国茶]

お茶をたくさんお持ちの方のご好意で、お手持ちのお茶を飲ませていただくお茶会に参加しました。
場所は一樓茶軒です。

飲ませていただいたお茶
 安渓鉄観音 粉茶 2006年秋茶 
 梅家塢龍井 粉茶 2005年 
 珍蔵普洱茶極品 ティーバッグ
 東山碧螺春 2006年分前
 宋種 東方紅 2004年を2種類
 宋種 東方紅 2005年
 宜興紅茶
 正山小種 正露丸香
 祁門紅茶 2003年
 東方美人 2005年
 極品白牡丹
 60年代普洱生茶
 大紅袍 2005年
 龍井
 安渓鉄観音 2006年春茶
 丹波篠山 寒茶
 貢品単叢 2006年冬茶

みなさんが持ち寄ってくれたお菓子やケーキ、巻き寿司などをいただきながら、
全18種類を5時間かけて飲みました。
私は手作りベーグルを持って行きました。

私は「茶藝を披露」のはずが、「茶藝のまねごとでお茶を淹れる」程度のものしかできず、
あまりの下手さにみなさんはがっかりされたのではないかと思います。
せっかく機会を与えて下さったのに、本当にごめんなさい。
何の気負いもなく、普段の落ち着いた気持ちでお客様にお茶を淹れることができるようになるまで、
まだまだ先は長いなあと感じました。


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梨山烏龍 冬茶 [中国茶]

高山茶の中でも、特に標高の高い梨山で作られた烏龍茶です。

梨山烏龍

標高1600~2400mという高地で、梨畑に囲まれている茶畑で作られる梨山烏龍は、
台湾烏龍の中でも良いものは非常に生産量が少なく、入手しにくいお茶です。
特に今年の高山茶の生産量は例年の4割程度で、梨山烏龍は250kgだそうです。


水色は澄んだレモンイエローで、すっきりとしている中にも、上品な甘さがあります。
丁寧に手摘みされている茶葉は、丁寧に淹れてじっくり味わって飲もうと思わせてくれます。


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凍頂烏龍 冬茶 [中国茶]

台湾烏龍茶でいちばん好きな凍頂烏龍。
春茶よりも冬茶が特に私好みです。

凍頂烏龍

台湾茶で最も有名な凍頂烏龍ですが、、標高800mの凍頂山とその周辺の地域で作られています。
最近は高山茶の影響で、凍頂烏龍も火入れが浅く青いものが多いですが、
これは従来の製法でしっかりと火入れをしたものです。
よりがしっかりとしており、大きめの粒です。
光沢もあり、この状態でもおいしいお茶だということがよくわかります。


1煎目はほとんど茶葉が開きませんでしたので、これは2煎目の状態です。
熱風と電熱により二重焙煎で仕上げられており、甘く香ばしい焙煎香が魅力です。
冬の特に寒い日には、こんな甘く柔らかいお茶が心温まります。


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台湾烏龍冬茶 杉林渓烏龍 [中国茶]

もう年末から飲み始めてはいるのですが、待ち遠しかった台湾烏龍冬茶の季節が来ました。
今年の冬茶は、秋の長雨で生産量が少なく、出来もあまり良くないと聞いていましたが、
なかなかおいしいお茶も入ってきているようです。

 

杉林渓烏龍

これは杉林渓烏龍ですが、標高1600mの高地にある茶畑で、
いわゆる高山茶と言われる部類に入るお茶です。
標高の高い茶畑は気温が低く、霧のために日照時間も短いため、茶葉の成長はゆっくりです。
そのため茶葉はじっくりと栄養分を蓄えていくため、
香りも強く、滋味のある奥深い味になっていきます。
11月5日頃の天候の良い時期に摘み取られたもののようで、
よりがしっかりとしており、美しい茶葉です。

洋梨のような上品な甘さのある香りで、茶杯の底にいつまでも香りが残っているほど強いです。
うまみがぎゅっと詰まった味ですが、喉越しは柔らかで、いくらでもするする喉を通っていきます。
開いてみるとわかりますが、手摘みの綺麗な茶葉をしています。

中国大陸のお茶もおいしいですが、
歴史は浅くてもこんなにおいしいお茶を作る台湾は素晴らしいなあと感じる季節です。


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冬の大茶会 [中国茶]

大阪の一樓茶軒で「冬の大茶会」というお茶会が開かれました。

飲ませていただいたお茶
 安渓鉄観音     
 安渓鉄観音  
 安渓鉄観音 茶王
 安渓鉄観音 特王
 老叢石古坪烏龍
 宋種単叢
 雪片 八仙
 烏東蜜蘭香単叢
 雲南餅茶 鉄餅 1995~1996年
 烏東老叢烏龍
 宋種新叢
 鳳凰単叢芝蘭香
 大葉散茶 1970年代
 文山包種

お客様が持って来られたお茶もあり、かなりの種類のお茶をいただきました。
会の最後の方、私は夢見心地で、先に失礼させていただきましたが、
家族には「6時間も何してんの?」と聞かれ、何してるって、お茶飲んでるんです。

昨年の八仙は10煎以上続き、3日たっても香りが戻ってくるという恐ろしいお茶だったのですが、
今年の八仙は、?という感じであまりおいしくありませんでした。
プーアル茶以外にも寝かせておいておいしくなるお茶というのもあり、
この八仙はそんな予感のするお茶でした。
私も1年前のダージリンセカンドフラッシュと、2年前の東方美人がすごくおいしくなっていて、
びっくりしたことがあります。

今年の安渓鉄観音は、雨が多すぎて暑すぎたために出来があまり良くないそうですが、
その反対に単叢はすごく出来が良かったのだそうです。
そういう出来、不出来もお茶の面白いところです。 


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